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Last up date 2011-06-05 21 43 09 (Sun) 目次 バンディット靴画像 効果 入手NPC クエスト ドロップモンスター バンディット靴 画像 ▲ 効果 ▲ 入手 NPC ▲ クエスト ▲ ドロップモンスター ▲ 過去のコメントはコチラ 名前
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山地履物 半靴 (ホウカ) 【山地履物】 基本性能 半靴 【山地履物】 装備区分 足装備 必要Lv 装備可能 侍僧巫陰忍鍛薬傾 Lv47以上 命中補正 ---- 回避補正 +2 物理耐性 ---- 妖術耐性 ---- 価値 14 攻撃力 ---- ウェイト修正 ---- 特殊効果 ---- 重量 1.3 防御力 24 視覚効果 ---- 妖力 ---- 鍛錬 0/15 耐久度 30 染色1 なし 加護 ---- 付与枠 ---- 耐久性 100% 染色2 なし 付与効果 宝玉 腕力 ---- 土属性 ---- □7 ○5 耐久力 ---- 水属性 ---- 器用さ ---- 火属性 ---- 生命力 ---- 知力 ---- 風属性 ---- 気合 ---- 魅力 ---- 生産可能職 職業 技能 忍者 履き物作成へ 価格 買値 売値 --文 --貫 材料 螺鈿材 6 上石灰水 4 強化布 3 魔物の胆 1 備考 名前 コメント
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お手伝い超募集! 2012.02.16 各募集の部分を更新。 2012.02.15 各募集の部分を更新。告知動画の募集に三月精の立ち絵、背景を追加。 2012.02.08 各募集の部分を更新。 2012.02.07 各募集の部分を更新。 2012.02.04 各募集の部分を更新。 2012.01.30 ページ開設。 第4回東方ニコ童祭のお手伝いをしてくれる方を募集しています。 去年までのニコ童祭は少数の人数で運営を行ってきましたが、 今年はそれぞれの事情もあり、現状のままでは運営活動を行うのが難しい状況となっています。 そこで今回は運営能力の向上も見込んで、大々的にスタッフの募集を行う事にしました。 ニコニコ動画の企画ゆえ、ほぼ報酬なしのような形となってしまいますが、 「見返りなんて気にしないぜ、俺はただニコ童祭を盛り上げたいんだ!」という方は奮ってご参加下さい! 告知動画、OP動画に関しては注目が集まる! ・・・・・・かもしれません。 興味のある方はこちらのメールアドレスかluno.のTwitterアカウント(@lunopunzer)まで気軽にご連絡下さい! nicodosai文hotmail.co.jp(文を@に) お手伝いに関して お手伝い期間はそれぞれ異なります。 ○動画制作は投稿予定日まで、動画素材制作はそれより少し早くなります。早く決まれば期間に余裕が出来ます。 ○wikiやTwitter、メール等の管理は開催日+数日までです。毎日更新出来る人だとなお良し。 両方やってもいいよという方も歓迎です。あるいはどちらか片方ならやっても良いという方も気軽にメール下さい。 ○圧倒的人手不足。 募集内容以外にも仕事はありますが、内容が内容なので去年から継続しているスタッフがやる予定です。 ○総括、参加申請データ管理、コミュニティ管理など。 ○経験者優遇だね!(白目) 状況によっては、申し込みをお断りする場合もあります。(申し訳ありません) ○申し込み多数(あったらいいな)、必要としている技術に足りていないと思う場合。 募集要項の依頼、決定について ○暫く間を置いてから立候補者を確認し、依頼する人を決めます。(立候補者が複数の場合は競合) ○依頼を行っている募集に関しては(依頼中)と記しておきます。複数人募集でない限り申し込みは通りにくい・・・はず。 ○何しろ人手不足なので、募集とは別にこちらから依頼も行う予定です。(玉砕覚悟で) ○決定した場合は担当する人の名前を書きます。 ○これ以上募集を行わないものに関しては(募集終了)と記します。複数人募集しているものもありますのでご注意を。 ○募集はひとまず2月末まで行う予定です。募集数次第で、追加の募集を行うかどうか決めます。 ○連絡する直前にこのページを参照するのが吉。 告知動画制作 ニコ童祭の宣伝を行う告知動画の制作を行ってもらいます。 今年は二つ投稿予定です。以前より大分減りました。 両方とも同じ人に編集してもらう予定です。 開催告知動画 三月~四月に投稿予定。 AVG形式でニコ童祭の概要、参加申請の方法を説明します。 登場キャラは昨年のお疲れ様会の投票結果により、書籍キャラ中心です。 直前告知動画 開催一週間前の週末、6月23~24日に投稿予定。 AVG形式でニコ童祭の概要の説明、参加者紹介、生放送紹介を行います。 余裕があったら登場キャラを増やすかもしれません。(三月精、求聞口授の新キャラ?など) 募集(必須) 動画編集者(募集終了) ■淡島ヒルコさん 会話テキスト(募集終了) ○動画編集者とセットでも良い。 ■淡島ヒルコさん 立ち絵イラスト「射命丸文」(募集終了) ■アシロクさん 立ち絵イラスト「稗田阿求」(募集終了) ■ふぇいタさん 立ち絵イラスト「茨木華扇」(募集終了) ■モクメさん 立ち絵イラスト「森近霖之助」(募集終了) ■ありおとさん 立ち絵イラスト「サニーミルク」(募集終了) ■つみだんごさん 立ち絵イラスト「ルナチャイルド」(募集終了) ■欅ちまきさん 立ち絵イラスト「スターサファイア」(以前頂いた希望者の中から選考中) 背景「博麗神社」(募集終了) ■秋毘古さん 背景「妖怪の山」 背景「三月精の住む大木前」 背景「香霖堂」(依頼中) ■野村さん BGM ○複数募集。 ○既存のアレンジでも提供していただけると幸いです。 ○サイトやニコニコ動画で公開しているBGMなら自由に使用してもいいよ!という方もおkです。 ○むしろその方が歓迎。募集が多いと使用できない事も多々ありますがご了承下さい。 ○告知動画には雑談パート、説明パート、参加者紹介パート等があります。場面にあったBGMが吉。 ○どの曲のアレンジかは指定しませんが、登場キャラに関連したアレンジだとなお良しです。(キュアリアスもおk) (確定した人から載せていきます) ■afterさん ■森の子リスのミーコの大冒険さん 参加申請サンプル ○複数募集。 ○申請する内容については去年と変わらない予定です。 ○実際沢谷に申請する予定のものでも良いし、こんな作品が見たい、作りたいというものでもおkです。 ■沢谷さん その他小道具(募集終了) ○テキスト、参加者紹介等のフレームなど。 ■スクナビコナさん CM(募集終了) ○コモンズに登録して、他の方に使用してもらえる形にします。告知動画で宣伝。15秒~30秒程度。 ■シルバさん 募集(あった方がなお良し) 導入部分の動画 ○どんなものかわからない方は以前のニコ童祭の告知動画の導入部分を参照して下さい。 ○わくわくするようなものが良いです。 アイキャッチ(募集終了) ○5~10秒程度。 ■スクナビコナさん 効果音(募集終了) ○コモンズなど、フリーのもので大丈夫だと思いますが一応。 ■ニコニコモンズさん、魔王魂さん、マッチメイカァズさんのをお借りします。 ニコ割 支援動画制作 上記の開催告知動画、直前告知動画の間に投稿する支援動画を募集します。 漫画、MMDドラマ等、上記の告知動画に比べて人目に引くもの、わかりやすいものが理想的です。 告知動画だと見てもらえない事が多かったので、今回新しくトライ。 内容はニコ童祭、あるいは祭りに関係したものであれば自由に作ってもらっても構いません。 ニコ童祭、告知動画の宣伝を動画中の何処かに入れて下さい。 支援動画に関しては、ここだけでなく、告知動画内でも募集する予定です。 宣伝って難しいね・・・(遠い目) 募集 動画制作者 ○複数募集。 ■みこすさん OP動画制作 ニコ童祭開催期間中に投稿するオープニング動画の制作を行ってもらいます。 やはり注目が集まりますので、「凄い」動画が期待されます。 内容に関しては細かい指定はしません。(著作権関係以外) OPにふわさしいというものを作ってください。 我こそは、と言う方は名乗りを上げてくれると嬉しいです。 募集 動画制作者 動画素材制作者 ○現在は募集していませんが、動画制作者のプラン次第で募集を行う可能性があります。 メール対応 ニコ童祭宛に送られてきたメールの対応を行います。 参加者に参加申請の受理完了、修正依頼メール等を出すのが主な仕事です。 また、生放送企画の参加者とのメールのやり取りも行います。 結構いっぱいメールを送ります。 募集 メール送信(募集終了) ■shinさん wiki管理 wikiの編集、管理を行います。 普段から編集し慣れている人が望ましいです。 去年の構図をそのまま使用してもいいですが、 それ以上にwikiを充実してくれると嬉しいです。 現状のwikiがこんな感じですので(苦笑)、カッコイイページを作って下さいw 募集 wiki編集・管理 ○複数募集。 ■とわさん 大百科管理 大百科の編集、管理を行います。 wiki同様、普段から編集し慣れている人が望ましいです。 有志の方が作ってくれるかもしれないので、優先度的には低いかも・・・。 募集 大百科編集・管理 ○複数募集。 ■まーきさん Twitterアカウント管理 ニコ童祭公式Twitterアカウント「@nicodosai」の管理を行ってもらいます。 ニコ童祭関連の情報を呟やいてもらいます。 また送られてきた質問等のリプライに対応します。 四六時中ツイート出来る人推奨です。(大学生推奨?) 募集 Twitterで呟く
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山地履物 半靴 (ホウカ) 【山地履物】 基本性能 半靴 【山地履物】 装備区分 足装備 必要Lv 装備可能 侍僧巫陰忍鍛薬傾 Lv47以上 命中補正 ---- 回避補正 +2 物理耐性 ---- 妖術耐性 ---- 価値 14 攻撃力 ---- ウェイト修正 ---- 特殊効果 ---- 重量 1.3 防御力 24 視覚効果 ---- 妖力 ---- 鍛錬 0/15 耐久度 30 染色1 なし 加護 ---- 付与枠 ---- 耐久性 100% 染色2 なし 付与効果 宝玉 腕力 ---- 土属性 ---- □7 ○5 耐久力 ---- 水属性 ---- 器用さ ---- 火属性 ---- 生命力 ---- 知力 ---- 風属性 ---- 気合 ---- 魅力 ---- 生産可能職 職業 技能 忍者 履き物作成へ 価格 買値 売値 --文 --貫 材料 螺鈿材 6 上石灰水 4 強化布 3 魔物の胆 1 備考 名前 コメント
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とりあえずこーりんネタを考えてみた アッーではないのでホモは帰れ ちなみにロシアとかでは魔女は臼で空を飛びます。 影男 パチュリーに妻が強奪した書物をこっそり返却した際に密かにレクチャーされた術式。 捨虫と捨食の法 これを会得すれば種族:人間から種族:魔法使いへと変換される。 今、妻は旧友の主催する宴会に参加している。 彼女に手渡したのは飲み口は水のように滑らかで、蜂蜜のように甘いお手製の密造酒だ。 彼女でも飲んだことのない極上品だ。 少なくとも今夜中には帰ってこないだろう。 魔法陣が光り輝き、裸になって用意した香油をまんべんなく全身に塗り陣の中心に座る。 身体全体が雷撃に打ちのめされたように弛緩し、電気椅子で処刑される罪人のように惨めに糞便を垂れ流す。 それは苦痛であるが、頭の先からつま先まで少しずつ「何か」に置き換わっていく。 「魔法使いになるということは一度死を経験すること」 命蓮寺の生臭坊主が言っていたことが頭をよぎる。 だが後悔はない。 これで・・・・・これであの人と永遠を生きていけるのだから・・・・ 翌朝 儀式の後片付けを行い、妻である霧雨魔理紗を迎えに行く。 案の定、密造酒でぐでんぐでんに酔っぱらったらしく本堂で寝ていた。 「霊夢さん毎度毎度すみませんね」 「いいわよ腐れ縁だし。それよりも・・・」 ― 気付かれた? ― 「悪いと思っているなら、お賽銭を入れて行ってくれたらうれしいけど。なんなら昨日の密造酒でもいいわ」 内心、ホッとした俺は口封じも兼ねて有り金を賽銭箱に入れていった。 勘のいい彼女だ。 妻を今後はできるだけ神社に寄りつかせないか、より深く妻を「愛して」拘束する必要がある。 この女を抱えながら、特別製の臼に乗り込み空へ浮かび上がる。 ぶよぶよとした脂肪の塊。 触るだけで嫌悪感が募っていく。 このまま事故を装って空中へ放り出してやったら? それとも、お望み通り「愛している」と呟いて魔力で強化した腕で抱きしめて全身の骨を砕いてやろうか? 「○○ゴメンナ・・・・心配させて」 ふと見ると妻が俺を見ていた。 平静を装う。 「どうしたんだ?いつもの君らしくないぞ?」 「だって・・・○○が怖い顔をしていたんだ」 「怒っていないさ・・・・」 つくづく俺は運が無い。 俺が幻想入りしたのは、「恋人」を事故で失い俺自身も人生を終える為に山を彷徨っていた時だ。 見慣れない木々に包まれた暗い森。 むせるような瘴気にあてられ、俺は意識を失った。 これで「彼」にまた会える。 俺の視界は闇に閉ざされていった。 目を開けると・・・・そこには「彼」がいた。 否、彼とよく似た「森近 霖之助」が私を介抱してくれた。 彼と一緒に働き、ココが幻想郷でありことを知った。 此処から元の場所に戻ることもできるが、俺に外の世界は必要ない。 此処には「彼」がいるのだから。 だが、俺が彼と結ばれるには多くの障害があった。 彼は半妖。 俺よりも寿命が長い。 おまけに霧雨魔理紗という蠅がいる。 魔法使いとして絶大な能力を持つ彼女を消すのは難しい。 特に霖之助と関わりが強い。 最初は恋人かと思ったが、霖之助とは親子ほどの寿命の違いがある。 だが、彼女が霖之助に恋心を今後も持たないとはいえない。 俺は彼女に弟子入りした。 弟子入りしてわかったこと。 彼女は寂しいのだ。 素直な自分を見てくれる存在を欲していた。 だから・・・・与えてやった。 間接照明に照らされた寝所 いつものように彼女は俺を求める 愛すれば愛するだけ、彼女は俺を求め続ける。 「あはっぁ・・・・・!!!」 彼女はイくの時は声を堪える。 弱い自分を見せたくないのだろう。 だから耳元で囁く。 「我慢しなくてもいいよ」 その一言で彼女は波に押されて自我を失った。 俺は彼女のアヘ顔を冷めた瞳で見つめた。 人の一生は短い。 なあに、魔力に身体を蝕まれているこの女の寿命は短い。 それなのに、毎晩毎晩気を遣ってしまうほど満足させているのだ。 俺が強いていることではない。 彼女が望んだことだ。 いずれ、心臓がパンクしてしまうだろう。 そうしたら、大手を振って「彼」に会いに行こう。
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靴装備リスト たむたむすーる並び順。 店舗別購入特典は公式画像の並び順になっています。 装備名 入手場所 備考 学園指定ローファー 初期装備 1級死神ブーツ ファッション部 A級死神ブーツ ファッション部 ねこあし ファッション部 赤い靴 ファッション部 HCT_DLC_03 ブーツ黒 ファッション部 HCT_DLC_03 らぶシューズ ファッション部 HCT_DLC_03 ラビスニーカー ファッション部 HCT_DLC_03 パールローファー ファッション部 HCT_DLC_03 指定上履き ファッション部 HCT_DLC_03 ハイヒール赤 ファッション部 HCT_DLC_03 コンバットブーツ ファッション部 HCT_DLC_04 セブンスぞうり ファッション部 ぞうり ファッション部 ソフマップ購入特典
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廃止
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ギャン鬼 中⇐中編から 『因幡てゐ』 【数十分前:午前】D-4 香霖堂前 「うぅ……とうとうここまで来ちゃったぞコノヤロー……!」 誰に語るでもなく、私はそんな独り言を呟いた。 あの八雲藍が待ち構えているらしい香霖堂を目前数十メートルまで見据えて、木の陰から様子を窺う。 ジョセフたちも既に到着してるはずだけど、外から見た感じではお店は特に異常は無い。 橙はあの化け狐を説得したがっていたけど、談合は穏便に終わったのかな。 もしかしたらどっちかが屍になってるのかも。最悪、ジョセフたちが。 どうしよう……私も店の中に入るべきなのかな……? それともいっそトンズラこくか。命あっての物種ってね。 ……いやっ! いやいやそれじゃ私は何のために勇気を出したんだ! あのスットコ店主ですらドヤ顔で第一陣を切ったんだぞ。それに中にはジョセフや軍人のオッサンもいる。 案外、もう全て終わってるのかもしれないし……。 「…………わかった行くってば行けばいーんでしょー!」 えーいヤケクソだ! 火中の栗を拾うなんて私には全ッ然似合わないけど、もうどうにでもなれだ! およそ半分腰が引けたまま、私は意を決して足を進めた。目指すは香霖堂の玄関。 突入の号令は「ごめんくださーい」とかでいいかな。いや、それじゃ普通に買い物に来たみたいだろ。 「たのもー!」みたいに勢いつけて入るか。いやいや、いつの時代のヤツだよ。 そうこうしてる内にドアの前まで来てしまった。 中の様子は窺えない。ていうか本当に居るんだろうなアイツら? 自分の壮大なひとり相撲になっていないか心配しながらも、私はドアにピタリと耳をくっつけた。 これでも長年妖怪兎として生きてきたんだ、聴力には大いに自信がある。 ま……まずは様子見さっ! 何事も心の準備が大切ってね! 「ウッソォーーッ! こいつはいきなりバカづきだァ~~~ッ! まるで! まるで! 俺がイカサマしたみてぇーだなこりゃ~!」 そして耳に飛び込んできた第一声は私が予想だにしなかった内容の、お調子者の叫び。 ……何やってんだ、コイツら? ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽ 命を賭した『チンチロリン』のゲーム開始から、実に一時間以上の時間が経った。 四巡目を終え、五巡目を終え、ゲームは終盤―――九巡目に突入。 序盤はまだ余裕の笑みを見せていたジョセフも、額を伝う汗は止まらなくなっている。 シュトロハイムも、霖之助も、橙も、誰一人言葉を発する気力さえ見せない。 唯一……この場で藍だけは薄ら笑う余裕を見せ付ける。 「さて……そろそろこの茶番も終盤だな。私が親での『第九巡目』……そろそろお開きといきたいものだ」 賽子を握り、宣告する。 シュトロハイムは思わず舌打ちを鳴らし。 霖之助は深く項垂れ。 ジョセフは現状の打破を思考する。 思考する。 思考する。 思考する。 (………駄目、だ! この女……付け入る隙がまるでねえッ! つ、『強い』……ッ!) ギャンブルには自信があった。 慣れないゲームだろうが、勝てると思った。 だがそれでも、現状の打開策が思いつかない。 遊戯開始第九巡目。親番・八雲藍。 敵の懐を突くならここしかない。 だが……返しの刃は、あまりにも致命的に成りかねない。 現在の状況は。 九巡目における、戦場の状況は――― 【現在の各チップ所持数】 ジョセフ 16枚 シュトロハイム 5枚 森近霖之助 7枚 八雲藍 52枚 ―――大敗。 八雲藍ひとりに、手も足も出ないという惨状。 途切れなく焼かれ続ける業火に、抗うことも叶わず。刻一刻とその時は迫る。 一人でも生き残り、藍のチップを奪えば勝利。 三人全員チップを失えば、首輪の毒が蝕み、全滅必至に繋がる。 ジョセフもシュトロハイムも霖之助も、命を賭けて勝負の台に着いたはずだった。 それでも気付けば、絞首台の階段を一歩一歩昇っている。 もはや首に架ける縄に身を委ねる寸前という崖際。 特にシュトロハイムの持つチップは『5枚』。賭けるチップ数次第では瞬殺される射程内に身を置いている。身が千切れる思いなのは間違いない。 それでも彼は戦意を失わない。地雷原を渡り切るようなその勇猛が、いつだって彼の軍に勝利をもたらせてきた。 このゲーム、所持チップが5枚以下となれば格段に危うい立場となる。 そのプレイヤーを確実に殺す牙を、目の前の妖獣は剥けて来るからだ。 八雲藍は不利な立場にいる相手をすかさず仕留めるように、躊躇無く『5枚賭け』で殺そうとしてくる。 少なくとも6枚以上はチップを維持していないと、そこは安全圏ではなくなるのだ。 万が一、相手が二倍付けのシゴロや三倍付けのゾロ目を出したとなれば、10枚以上チップを所持していても全て奪われる可能性だってある。 そしてそんな射程距離に置かれた仲間を救うため、序盤はチップ数で優位に立てていたジョセフも見る見るうちにライフを失ってきた。 三巡目で危機に陥ったシュトロハイムを、ジョセフが『敢えて椀から賽を零す』という作戦で自身のチップを合理的に渡したように。 危険と判断した仲間に、ジョセフは絶えず“敢えて負けて”そのチップを減らしてきた。 恐ろしいのは藍の先見と、場の状況を操る優れた手腕。彼女は場から動くチップの動きを完全に掌握していた。 ジョセフが仲間を救うためわざと負けることすらも知略に加え、ゲームを翻弄し、蹂躙。 今や彼ら三人の動きをいいように支配している。 (あ、甘かった……! 僕の見通しが完全に甘かった……! 八雲藍……この女、ギャンブルゲームの類でも相当な切れ者だ! 数の利なんて、奴に取っちゃあってないようなハンデだ!) 霖之助は、己の当初の考えが誤っていたことに悔いた。 こちらが三人だからといって、必ずしもゲームが有利に傾くとは限らない。 ひとりが落ちそうになれば、誰かが命綱を差し出してくれる。握ってくれる。 しかしそれは、互いが互いの足を引っ張るような戦況とも言い換えられる。この女はそこを狙ってくるのだ。 全くもって狡猾。狐を飛び越えて、狼のような女だった。 「さあ、皆チップを張ってくれ。私の親なんだ、殺すならまたと無いチャンスだぞ?」 白々しい、と霖之助は思う。 チンチロは期待値で考えるなら、親が僅かに有利というゲーム。 その特性を除いても、ジョセフ以外の霖之助とシュトロハイムは大きく張りにいけないチップの数。 迂闊に仕掛ければ、化け狐の腹を余計に肥やすだけとなる。 「み……みんな……っ!」 心配の声を出す橙の心境も、いよいよまともではいられなくなってきた。 本来は彼女の主人である八雲藍の優しい笑みが、民衆の善を喰らう悪鬼のそれにも見えてくるほどに。 「橙……お前は心配なんてしなくていい。心配するのは……お前の大好きなご主人様が首輪の毒でポックリ逝っちまわないか、それだけだぜ」 そう言いながらジョセフは賭ける。 己の命と、その代替ともいえるチップ―――その数『5枚』。 「やはり、お前は勝負に賭けてきたかジョセフ。どう見ても劣勢はお前たち。……この窮した惨状を抜け出したいと思うのは当然だからな」 さも「そう来るのは予想してましたよ」とでも言いたげな藍の言い草。 半ばジョセフを煽るような挑発だが、ジョセフからしてみればここはちまちまチップを増やしても仕方ない場面。 今を逃せば藍の親番はまた四巡後。恐らく、ゲームはそこに行くまでに終わるだろう。 とても守りに入っていられる状況ではない。畳み掛けるなら、今なのだ。 「……俺は『2枚』賭ける」 それだけを言って、シュトロハイムの張りは終えた。 シュトロハイムは現在5枚。こちらは強くいけないチップの残数だ。 『4枚賭け』も危ない。1枚残したところで、次のジョセフの親でその最後の1枚を賭けなければならなくなる。 結果、3枚残しの2枚賭け。万が一を考えると、これがシュトロハイムの出せる最も安牌かつ強い手だった。 「安全策に出たか? 全チップ賭けるくらいの意気込みは見せてくれるのかと思っていたが」 「俺を揺さぶって心理的優位に立とうという腹積もりか? 生憎だが、俺はジョジョと違って自分の言葉は曲げん」 「てめっ、どういう意味だコノヤロ」 この期に及んで皮肉を掛け合うことの出来る二人の精神力は、それまでの経験から培われた故の結果か。 そんな彼らを見ながら、霖之助は思う。半妖としてそれなりに永きを生きたが、その人生において修羅にまみれた時間などこの二人の足元にも及ばないだろうと。 つくづく自分の生きた時間は平穏に守られた薄っぺらなモノだったのだと、自虐めいた感情まで生まれる。 このゲーム――チンチロ遊戯ではなく、このバトルロワイヤル――を生還できるなど、己には不可能だと理解している。 ……いや、殺し合いどころか、やはりこのチンチロ遊戯にすら生き残れないのかもしれない。 (本当に、僕はなんて弱いんだろう。今まで育んできた知識など、暴力の前では等しく無駄だったのかもしれないな) それでもこんなちっぽけな自分に出来ることはある。 賭けるんだ。賭けて、懸けることが、僕に残された宿命。 僕が懸けるべき相手は、僕が生きた人生全てを賭けるに値する“光”は。 誰なのか。 「…………僕は……『1枚』だけ、賭けるとしよう」 卓に差し出された命のチップ……その数、1枚。 「……ほう? たった1枚でいいのか? シュトロハイムと違ってお前は現在7枚ある。 私からしこたまチップを奪う格好のチャンスであるこのターンを、チップ1枚賭けなどという『逃げ』に出るのか?」 「あまり揺さぶらないで欲しいな八雲藍。君と心理を読み合うなんて馬鹿な真似はなるべくお断りしたいからね。 でも、僕もジョセフを見習ってみようかと思ってさ。セオリーガン無視の、奇策珍策ってやつをね」 「せっかく回ってきた集中攻撃のターンを、安全策に費やすというのがお前の言う奇策か? だと考えているのなら実に見上げた口巧者だ。結局は保身にかまけ、口八丁で煙に巻いてやり過ごす行為をさも巧手の如く喋くるとは」 「……八雲藍。既に宣言した。賭けるのは『1枚』。僕はこの手に賭ける」 レンズの奥に光るその眼差しを、藍は睨む。 所詮、平和ボケした古道具屋の悪あがき。 爪にも牙にも成り得ない、半端な浅慮。 ともあれ、これで勝負の準備は整った。後は、賽を振り落とすだけ――― 「―――待てよ。やっぱりよォ~、なーんか全然納得できねえのよね~、ボクちん。 だっておかしいでしょ、三人がかりで勝てないって。ここまできたら普通、何か“仕込み”を考えちゃうでしょ」 ピクリと、藍の眉が僅かに吊る。 握られた拳の賽は振られることなく、藍はジョセフの『言いがかり』へと反論した。 「……心外だが、お前は私が何か『イカサマ』の類を行っていると、そう言いたいわけだ」 「いや、だって実際やったじゃんアンタ。最初の一巡目で。 ま、確かにあれは俺が先にやったわけだし、そのイカサマを追求しなかったのも俺だし、今更どうこう言うつもりもねーけど。 でもそれはそれとして、お前がさっきから『何か』やってるかもしれねー……人としてそう考えてしまうのは果たしておかしいことでしょーか?」 明らかに人を食ったようなジョセフの言いがかり。 一巡目のあのやり取りを未だ根に持っているのか、あろうことか藍の『イカサマ』をジョセフは疑っている。 あからさまな物言い。その態度が藍の癪に障ったのか。 「……細工でも疑っているというのなら好きに調べろ。徒労に終わるだろうがな」 「勿論好きに調べさせてもらうぜ。……流石に四五六賽なんていう古典的なモンは使ってないよね?」 冷静に見えているようで、彼女はジョセフの軽薄な態度に苛立ちが溜まってきている。 藍とて本来の性格は真面目で誠実。ジョセフのようなふざけた男はもっとも嫌いとしているタイプだ。 その苛立ちが勝負の円滑な進行を妨げるお調子者の的外れな疑いにより、輪をかけて募っていく。 「調べるならさっさと調べてくれ」……その言質を手に入れたジョセフは心の中で笑った。 藍のような計算高いタイプは、怒らせて隙を作るに限る。 とにかく何でもいい。藍をイラつかせることで、何か隙を突く機を生むことがジョセフの目的……その『半分』だった。 これが通用しない相手は、自ら泣き叫ぶことで心を落ち着かせるあの酔狂人・エシディシのようなタイプくらいのものだ。 椀に入った賽を受け取り、凝視するジョセフ。流石に一目見て分かるようなイカサマなど、藍はやっていない。 そもそも藍は本当にイカサマなどやっているのか。そこが全く判別できない。 各チップの数だけ見れば藍の圧勝ではある。だがそれは決して彼女ひとりの『バカヅキ』を意味しない。 藍とて小さな勝負にはそこそこ負けたりもしていたし、引き分けの場面も何度かあった。 ジョセフがわざと負けてチップを仲間に流す、そんな展開が彼女に味方したりもしている。 彼女のスタイルの強み――それは『大きく勝ち、小さく負ける』の繰り返し。勝負の推移で見れば、博奕の理想的な勝ち方と言える。 すなわち、八雲藍は『勝負を分かつタイミング』を完全に把握できているのだ。それを見極め、大きく勝ってチップを稼ぐ。 イカサマがどうとかいう問題ではなく、彼女は単純に『恐ろしくゲームへの順応が早く、強い』ということだった。 だが、だからと言って藍が『不正』を行っていないということにはならない。 「そんなに穴の開くほど見つめても、賽子には元々21個も穴が空いてるんだ。これ以上空ける気か?」 「……風穴が開くのは、果たしてどっちの腹だろうな。賽子にも特に怪しい所はねえみてえだ。―――いいぜ……勝負、しようじゃねえか」 突き返すように椀ごと返されたその賽を、藍は静かに手に取った。 ジョセフの顔を、ひと睨みして。 『九巡目・一番手(親) 八雲藍』 現所持チップ51枚 このターン。親、八雲藍。 形としては、“藍vsジョセフ・シュトロハイム・霖之助”の三対一。 まず藍が親として目を作り、その目にジョセフ達がチップを張って勝負する。 肝心要の、その第一投。 これで彼女が強い目を出してしまえば、勝率は限りなく薄くなる。 そんな運否天賦の、天命に祈る一投。息を呑んで見守り、祈るしか出来ない。 こればかりは、誰にも知ることの出来ない“運命”の領域。 そんな女神の足音が――― カラァン! カラ… カラ… ―――止まる。 カチャーン! 『止まった』賽子の目は。 1と。 1と。 ―――そして、1。 役は、ピンゾロ。 三倍付けの、最強の役。 「―――勝負を、焦ったな。……妖怪のおキツネ様?」 「――――――ッ」 ただし、賽子が三つとも椀の中に『収まっていたら』……だ。 「こ……っ」 「零したッ! 賽をひとつ、椀から零したぞッ! 目は『無し』! 藍の負けだッ!」 霖之助とシュトロハイムが、目の前の光景に同時に叫ぶ。 椀の中には、『1』の目を出した賽が二つ。 椀の外には、『1』の目を出した賽が一つ。 「俺のナメた態度に苛々が溜まりに溜まって、思わず腕に力が込もっちゃったかなァ~~藍ねえちゃぁ~ん? コレ……何だっけ? 確か『ションベン』っつーんだよね? 椀から零すと即負け。 俺がさっきからやってるの見て、自分も真似したくなっちゃった……ってところかなァ? ギヒヒヒヒ……!」 椀から賽をひとつでも零した時点で、負け。目は当然無し。 この瞬間、藍は少なくともジョセフに5枚。シュトロハイムに3枚。霖之助に1枚の配当を配ることがほぼ確定した。 合計9枚のチップが藍から失われる。あまりにも、手痛いミス。 「ニッヒッヒ~~! まっ! 勝負にハプニングは付きものってこったぜ! 気の毒だがションベンは無条件で負け。さっ、俺にチップ5枚今すぐよこしやがりな」 邪悪な笑みを隠そうともせず、ジョセフはおどけながら椀に手を伸ばす。 ―――その伸ばした腕を、藍がガッと掴んだ。女とは思えぬほどの力で。 「……なに、藍ねえちゃん? ひょっとして本当のこと言われてプッツン寸前ってヤツ? ちょっと~アンタが賽子こぼしたのは俺のせいじゃねーでしょうが~」 「……“これ”を狙っていたのか? お前が今まで散々人を食ったような態度を振舞っていたのは、このためか? 私を苛立たせ、肝心な場面でこんな初歩的ミスを誘うように、敢えて道化を演じていたというわけか」 「だとしたら何だってのよ。ひょっとしてコレが反則だとでも言うんじゃあねーだろうな? ミスっちまったのはあくまでお前さんだぜ」 「いや、反則なのは“このこと”ではない。……ただ、別の所にお前の隠された『意図』が見え隠れしてならない、そう思ってな」 「……何が言いたい? まさか俺がその賽子に何か細工したとでも言うつもりか?」 「いや、細工はおそらくしてないだろう。……『この賽子には』、な」 賽子の部分を強調して言う藍の視線には、椀が置いてあった。 中の二つの賽を放り出し、その椀をゆっくりと手に取って言う。 「お前は面白い男だな。一巡目の時、お前の開幕イカサマという荒技に対し私が『警告』してやったというのに、『再び』やってくるとは。 大した心臓だ。普通ならそれに懲り、ペナルティーを恐れて二度とイカサマなどやってこないだろうに」 「イカサマァ~? 俺たちが強い目を出したとかならともかく、お前が勝手に賽を零したのが俺のイカサマのせいにされちゃうワケ?」 「『勝手に賽を零した』……? それは違うな。お前が私に『零させた』んだ。サギ師同然の悪質な手口でな。 お前は最初に『くっつく波紋』という技術で、自分が振った賽を意図的に6、6、6の『オーメン』にした。 今、お前がやったのはそれと真逆だ。お前はさっき、私のイカサマを疑って賽子と椀を調べただろう? その時に流したんだ。くっつく波紋とは逆……『弾く波紋』を、この『椀』の内面にな」 ジョセフの心臓が、ほんの僅かに揺れた。 この女は、何者だ。 その漆黒の瞳は、一体どこまで見通しているんだ。 「一巡目のイカサマと同様、目に見えぬほどに微弱な波紋。こうして私が触っていても、既に何も感じないくらいに。 だが私が振った時、確かに流れていただろう波紋は、椀に吸い込まれた三つの賽のひとつを微かに弾き飛ばした。 ちょっぴりだけ賽の回転が不自然だった。まるで何かに弾かれたみたいに、賽が椀の外まで転がり落ちていったんだ。 そのとき初めて気付いたよ。『手癖の悪い目の前の男がまた何かやった』、とね。 なるほど、まさか賽の方ではなく『椀』のほうに仕掛けるとは、どこまでも抜け目ないヤツだなお前は」 「……俺は知らねえぜ。弾く波紋だって? そんなモンを使ったなんて証拠がどこにあるっつーの?」 藍の指摘したジョセフのイカサマ。 それは―――ズバリ当たっている。 気味の悪いくらいにピタリと正解していた。しかし、この場は知らぬ存ぜぬを貫き通さなければならない。 波紋使いでもない藍が、波紋について何から何まで知っているわけがない。 彼女はあたかも波紋を理解しているかのように説明しているが、それらは人伝による推測を話しているに過ぎない。 くっつく波紋だの弾く波紋だの、そんなものは全て彼女の仮定……あくまで『予想』だ。 実際には見事的中した完璧な推理ではあるが、正解だからこそジョセフはそれを感付かれてはならない。 証拠など無い。藍にはジョセフのイカサマを証明する手立てなど持ち合わせていないのだ。 「……知っているかジョセフ。サイコロというのは人間の歴史と共にある道具だ。 最初は動物や人間の骨、少し呪術的なところで言えば妖怪の骨なんかで作った物もあるそうだ。 外界のある地域では、もし『チンチロ』でイカサマした者を見つければそいつの『目玉の中』にサイコロ二個を埋め込んで川に流したという……。 チンチロはサイコロ三個を使うゲームだが、じゃあ残りの『一個』はどうしたと思う?」 「な、なんだよ突然妙なウンチク語り始めちゃって……。怖い話と痛い話はニガテだから勘弁して欲しいな~なんて……」 「そいつを死体にする前に全身に『21』の風穴を空けたのさ。 サイコロは1から6まで足すと合計21だからな。残りの一個というわけだ」 「…………そりゃ夏とかは涼しそうね」 「……風穴が空くのが腹だけだといいがな。もちろん私の腹でなくお前の、だが」 藍の目つきが一層鋭く豹変する。 気圧されるな、敵は精神を揺さぶっているだけだ。証拠は無い。こっちのイカサマは絶対バレない。 この女は確かに恐ろしい観察眼と推理力、そして知識を兼ね揃えている。 だがジョセフとて今まであらゆる困難を乗り越えてきた精神力を持っている。 この一線を譲っては負ける。イカサマのペナルティーはチップ10枚。今これを喰らったら決定的な傷になりかねない。 この勝負の場面でイカサマを仕掛けたのも、ジョセフからしたら苦渋の選択だった。 藍からは既に最初、波紋のイカサマを初見で見破られ、無言の警告を喰らっている。 八雲藍は簡単に騙し通せるほどヤワな女ではない。それが分かっているからこそ、なるべくイカサマなど使わずに勝ちたかった。 だがそうも言ってられない窮地。認めたくないが藍は自分よりも頭が回り、ゲームも上手い。 そう思ったからこそ、ジョセフは波紋のイカサマを使用せざるを得なかったのだ。 ―――いや、まさか藍はジョセフが再びイカサマを使わざるを得ない状況を意図して作りあげたのか。 だから彼女は、一巡目の最初にジョセフのイカサマを見破ったのにも関わらず、ペナルティーを与えなかったのか。 だから彼女は、イカサマは実質一回まで許されるような軽いルールを提案してきたのか。 だとしたら……ここまでのゲーム、全てが八雲藍の計算どおりに進んでいる。 ここでイカサマを認める真似は出来ない。この状況でチップ10枚の損失は、あまりに痛い。 ジョセフは唾を飲んだ。喉元には狐の皮を被った毒蛇の牙が突きつけられている。 「ふむ、これではゲームが終わらないな。私としてはジョセフにペナルティーを課したいところだが、証拠が無いのも事実。 橙、お前はどうしたらいいと思う? 中立の立場で意見が欲しいんだ」 突然自分の判断を仰がれ、橙は肩を震わせた。 橙からすればジョセフがイカサマを行ったかなど知る由もない。 わからない。どう答えるのが正解なのかがわからない。だから、ここは橙なりに正直な意見を答えた。 「え、と……藍様がもう一回振りなおす、とかじゃ駄目ですか……?」 「それではジョセフのイカサマを見逃すようなものだろう……。だが埒が明かないのも事実。そこでジョセフ、こういうのはどうだ? お前は否定するだろうが、私はお前がイカサマを行ったことを確信している。それを再び見逃してやろう。 その代わり、今の振りは『無効』とさせてもらう。橙の言う通り、もう一度私に振らせろ。それもキッチリ『三回』だ。 どんな目が出ようとも、とりあえず三回まで振る。その三回の内、出た目が最も高いものを私の『役』として確定する。どうだ?」 藍の提案する考えは、ジョセフにとって必ずしも有利に傾くとは限らない案だった。 ペナルティーのチップ10枚は何とか避けたい事態だが、この難敵相手に三度ものチャンスを渡すというのはかなりの博打。 しかし事実としてジョセフはイカサマをやっており、看破されかけている。そのことに目を瞑ってもらう利はおいしい。 (クッソ~やらなきゃ良かったぜイカサマなんてよォ……! 結構自信あった仕掛けなんだがこんな簡単に見破られるなんて参ったぜ……) 後悔虚しく、結局ジョセフはまたも藍にしてやられた。 自分のイカサマで自らの首を絞める結果になったのも、ひとえに彼らがギリギリまで追い詰められているからに他ならない。 「だ…駄目だ……! ただ無効にするならともかく、良い目が出るまで三回も振らせられるか!」 「……『二回』だ。二回ならばどうだ? これが呑めないというのなら、お話にならないな」 二回。藍は提案した回数を三回から二回に下げてきた。 たった二回。これならどうだ……? 「…………ああクソ! わーったよ二回だ! 二回振って高い方の目を役にする! 好きにしやがれ! ケッ!」 結果、折れたのはジョセフ。 彼の得意とするネゴシエーション、つまりは上手いことを言ってその場を誤魔化す交渉ごとも、この藍相手には通じる気がしない。 何もかもが一枚上手。ますます滾る敗北感がジョセフの精神を追い詰めていく。 そっぽを向くジョセフの視界の端で、藍は白い歯を見せ、笑った。 『九巡目・一番手(親) 八雲藍』 仕切りなおし 全く他愛もない。 あっさりと提案を呑んだジョセフに対し、藍が感じた手応えはそんな素っ気ないものだった。 二回。それだけ振れれば可能性はある。 藍は最初から二回だけ振れれば充分だと見越していた。 だが初めに『三回』という少し高めのハードルを提起し、それでジョセフがごねれば『二回』に取り下げる。 このような『落としどころ』を作っておけば、相手もそれで納得しやすくなるという心理的交渉を藍は行ったのだ。 サギ師のようなこの男相手には、同じサギ師の常套手段で臨む状況に持っていく。 全てが藍の掌の上だった。 (さて、後はこの振りで良い目が出せるかだが……恐らく『そろそろ』出る頃のはずだ) 藍は賽を手に取り、目を閉じて深い思考を開始する。 賽子を一回投げた時、目が出る確率――― ゾロ目が出る確率:各種0.46%、1~6合わせて計2.78% シゴロが出る確率:2.78% 1~6の目が出る確率:各種6.94%、合わせて計41.64% ヒフミが出る確率:2.78% 目なしの確率:50% この確率の収束を踏まえ、次に出る目のパターンの予測。 第一巡目からこの第九巡目までに振られた全回数、59投。転がった賽子の数は三倍の177個。 その賽の数、役を藍はここまで全て記憶している。四人全員が出した目の組み合わせも、全部。 出た目のパターンをひとつひとつ暗記し、次手の役を予想。 各々の確率を頭に入れ、出た目のパターンと傾向を把握し、それをひとつの指針とする。 常人であればとても記憶することなど不可能な、膨大な組み合わせの数。 八雲藍の持つ桁外れな頭脳なら、その全てを見落としなく記憶に刻むことが出来た。 藍だからこそ出来るギャンブルスタイル。彼女がチンチロで積み重ねてきた勝利の秘密がそこにあった。 確率という概念には規則性がある。その規則という荒波が生む波紋を、藍は完璧に掌握することが出来ていたのだ。 そしてそのパターンは、次なる賽が出し得る目をある程度絞り込めていた。 残り二投。あと二回のチャンスで強い目――すなわちヒフミ以上の役が出る確率はかなり高いと藍は踏んだ。だからこその、先の交渉。 ジョセフのイカサマなどでふいにするわけにはいかないまたと無いチャンスを、藍は残り二回の順番の中に感じ取った。 ―――八雲藍は思考する。 (第四巡25投目――私の出した目は1、5、6の『目なし』) (第四巡30投目、シュトロハイム――3、2、3の出目『3』) (第五巡37投目、霖之助――1、2、3の『ヒフミ』) (第六巡39投目、ジョセフ――4、6、6の出目『4』) (第六巡46投目、私――1、1、4の出目『4』) (第七巡48投目、シュトロハイム――5、6、2の『目なし』) (第七巡51投目、霖之助――1、5、1の出目『5』) ―――八雲藍は思考する。 前回、53投目から始まっての第八巡目、親・霖之助。 53投目:1、3、5。目なし。 54投目:2、5、6。目なし。 55投目:4、1、1。出目4。 56投目:5、3、3。出目5。 57投目:ジョセフ、賽零しの策。出目なし。 58投目:3、6、2。目なし。 59投目:3、2、3。出目2。 前回八巡目で振られた7投21個の賽の組み合わせ。 これまでの全ての目の組み合わせから検証し、導き出した次手への予測。 それは確かに藍の勝利が約束される、負けの考えにくい一手。 運命の女神の気まぐれでも起こらない限り、次かその次あたりには強い目が来る。そんな傾向。 所詮は確率。本来なら当てにするべきではない。100%の時も失敗するし0%の時だって成功することもある。 だが勝負の場には必ず『空気』が存在し、空気には『流れ』がある。 博奕の場に必ず流れる特有の『呼吸』。藍は幾多もの勝負の流れでその呼吸を掴み、未来を見た。 ―――勝てる。この勝負、勝てる。 藍の心にそんな強い確信が生まれ、ゆっくりと瞳を開き――そして、賽は投げられた。 カラァン! カラ… カラ… 目は―――2と、4と、5。 役は、なし。 「へ……へっへっへ……! 目なし、だぜ……藍サマよォ。あと一回、せめて何か出さなきゃマズイんじゃねーの?」 ジョセフの茶化しも、今の藍には揺さぶりにもならない。 目が現れなかったことにも微動だにせず、藍は冷静に賽を拾って、また振った。 カラァン! 賽が、回る。 カラ… この時ばかりは誰もが固唾を呑んで見守ることしかできない、神の時間。 カラ… 何十秒にも感じられたその聖にして静なる時間は、賽の回転が終わると同時に動き始める。 最初に声を発したのは、藍だった。 「4、5、6……シゴロ、だ。私の目は、シゴロ。……さて、次はお前の番だなジョセフ」 当然のように語る藍はそう言って、優しい手つきで賽の入った椀をジョセフに渡す。 ほぼ負けを知らない役『シゴロ』。これに負ければジョセフのチップは――― ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽ 結論から言うなら。 藍の親番で彼女が叩きだした『シゴロ』の役に、ジョセフ達は成す術が無かった。 この土壇場の状況で奇跡の役を出し、形勢逆転。そんなご都合主義の脚本が通るほど、博奕の世界は甘くない。 ジョセフも、シュトロハイムも、霖之助も、全員が藍の出した役以上の目を出すことは出来なかった。 当然敗北。そのうえ、シゴロは倍付けの高配当。 ―――結果、九巡目を終えたそれぞれのチップ数の状況は……! 【現在の各チップ所持数】 ジョセフ 6枚(-10) シュトロハイム 1枚(-4) 森近霖之助 5枚(-2) 八雲藍 68枚(+16) 絶望的。 藍の親番という、三人がかりで畳み掛けられる絶好の攻撃チャンスも空回りどころか返り討ち。 もはや絶壁の突端に立たされたこの致命的状況を覆す機会も失われた。 首元に巻きつけられた黒き輪が、冷たい輝きと共に光る。 負ければ、死ぬ。 藍は問答無用で、自分たち三人の命を握りつぶしてくるに違いない。 特に、今一番敗北に近いシュトロハイムの心は平然ではなかった。 負けたからといってその場ですぐ死ぬというわけではない。 藍曰く、神経毒が身体を蝕み、動けなくなって少しずつ死んでゆくという。 ならば誰か一人でも生き残り、藍相手に勝利を収めることが出来れば解毒薬が手に入る。生還の道はあるということだ。 だが逆に全滅すれば、藍は毒が身体に回りこむのを待つまでもなく、すぐさまトドメを刺してくるだろう。この女はそれをしてくる奴だ。 シュトロハイムは本能で悟った。 このゲームで最初に堕ちる者は、恐らくこの俺だろう、と。 なにしろ彼の持つチップは即死必至の『1枚』。どう足掻いても、絶望。 後を託すべくはジョセフしかいない。ならばシュトロハイムに今出来ることは何か? (化け猫の物の怪……橙、とか言ったな。コイツ、本気で『押せる』のか……?) 首輪のリモコンを持つ橙は、この場全員の命を握っているとも言える存在。 シュトロハイムは彼女の事を詳しくは知らない。見た感じジョセフに懐いているようだ、くらいの認識でしかない。 『いざとなったら』橙はリモコンを押せるのか。そこがシュトロハイムには疑問でしかなかった。 半ば強制的に中立の立場を押し付けられたような彼女だが、どう見てもそんな役目を全う出来るようには見えない。 ならば、隙を見て彼女からリモコンを奪取することは可能ではないのか。 このゲームを進める中、シュトロハイムはずっとそう考えていた。 そもそも自分たちがこのようなゲームに興じているのは、この首輪のせいだ。 これさえ無力化できれば、実力行使で藍を鎮圧することの方が今となってはまだ現実的である。 しかし藍もそんな事態を考えない馬鹿ではない。そうさせないように何か手は打っていると見ていいだろう。 万が一の場合も考え、実際に行動を起こすことは躊躇ってきたが……。 (もし俺のチップが『ゼロ』になった時……やってみるしかないか。橙の持つリモコンの『奪取』を……!) 内に秘めた決心を悟られまいと心を落ち着かせ、深く息を吐いて隣のジョセフを見やった。 次なる親は彼だ。何はともあれ、次の一振りで全てが決まる。 『十巡目・一番手(親) ジョセフ・ジョースター』 現所持チップ6枚 マズイ。 この状況、本当にマズイ。 まさか藍は計算してこの絵図を狙っていたとでもいうのか。 ジョセフを親番として、現在ジョセフ6枚、シュトロハイム1枚、霖之助5枚、藍68枚。 この全体図、もはやほぼ敗北しか残されていない。 なにせシュトロハイムが残り1枚。 このターンで彼がジョセフの出した目に勝たなければ、敗北確定。皮肉にもシュトロハイムは仲間の出した目に喰われて堕ちることになる。 仮にシュトロハイムがジョセフに勝てて生き残っても、結果ジョセフは残り5枚。そこを狙って藍は確実に5枚、ジョセフの息の根を止めるために動いてくる。 更に間には霖之助との勝負も挟まっているのだ。そうなれば本当の運任せの勝負が始まる。 ならばジョセフがやってきたように、敢えて負けることでシュトロハイムを確実に生かす作戦はどうか? いや、今は状況が違う。それをやれば藍からも確実に5枚取られることが確定するのだから。そうなれば死ぬ順番がジョセフとシュトロハイムで入れ替わるだけだ。 この巡で全員が生き残るには、まずジョセフがシュトロハイムの目に負け、尚且つ藍の目には勝たなければならないという極めて難しい状況を生まなければならない。 「さあ、どうするジョセフ? 先のようにわざと負けてシュトロハイムを生かすか? そうすれば少なくとも仲間の延命は可能だ。 だが言うまでもなく、私は『5枚』賭けてお前を確実に殺る。お前が死ぬかシュトロハイムが死ぬか、『王手飛車角』だ。好きに選べ」 邪悪な微笑みで藍はチップ5枚を迷わず卓に積んできた。 この抜き差しならない状況を、藍は計算して運んだ。突けば一気に崩壊する戦況を、彼女は緻密な権謀術数を張り巡らせ作りあげたのだ。 最強の妖獣。最強の頭脳。こんな化け物相手に頭脳戦を受けたのが、そもそも間違いだったのか。 いかなジョセフといえども、現況の打開策は全く見付からない。 どうする……! こいつ相手にここから勝つにはどうすればいい……! 藍は王手飛車角と言ったが、ジョセフは決して『王』などではない。 チームの柱であることは自覚もしているが、たとえ自分が堕ちてもゲームは終わらない。 誰かひとり。たったひとりの『兵』が生き残れば逆転の目は出てくるのだ。 敵の数もひとり。討ち取る兵は誰だっていい。 ジョセフか、シュトロハイムか、霖之助か、はたまた――― 「俺が出すべきモノはこれしかない。残りのチップ『1枚』……これに全て賭けよう」 シュトロハイム、最後の命を卓にそっと置く。 彼にトドメを刺すのは、せめて自分ではないことをジョセフは祈った。 「じゃあ……僕は、これだ。チップ『5枚』……これに賭けることにするよ」 霖之助が物静かに残りの『5枚』全て、最大の賭け金で宣言した。 「………って、5枚だとォォーーッ!? り、霖之助テメエ何考えてやがる! これでもしお前が勝ったら俺がやべえじゃねーかッ!!」 思考の外にいた霖之助が、誰しもが予想しなかった行動に出た。 普通ならこの状況、霖之助が賭けるべきチップは1枚であるべきなのだ。 どちらが勝ってもメリットは無し。どころか敗北の決め手になりかねない悪手中の悪手。 定石を無視しての5枚賭け。トチ狂ったとしか思えない行為だった。 「キミが勝てばいいだけの話だろう? 勘違いしないで貰いたいのだが僕は決して敵に寝返ったとか、頭がおかしくなったとかではないよ。 僕は信じることにした。キミの幸運と、僕の幸運。これから僕が出す目に、キミは必ず勝てるという未来をね」 「お、俺に負けることでチップを託す……そう言いてえのかよ……! アンタ分かってんだろうな? 例えそれが成功しても堕ちるのはお前だ。……いいのかよ!?」 「僕たちは『ギャンブル』をしてるんだよ? 覚悟を決めた男が賭けるチップは、いつだって命よりも重い。 ならば僕は敢えてジョセフに全てを賭けてみたいと思う。主人公は僕じゃない。勝手言ってるのは自分でも分かってるつもりだけどね」 覚悟のうえ。霖之助はそんな弁を困ったような笑顔で言いのけた。 理屈にも合ってない、出鱈目で滅茶苦茶な発想と作戦。だからこそ霖之助は常識外れの行動で一杯吹かせる行動に賭けたのだ。 この八雲藍を倒すには、もはや通常の策では駄目だ。 セオリーの外。彼女でも思いのつかない奇天烈な発想で攻めなければ勝ち得ないと悟った。 「…………わかった。いいぜ。アンタの決意ってヤツを受けてやらあ」 霖之助の目は真剣で、そして優しく、強かった。 託されることには……もう慣れている。 負けなければいいだけの話。 ジョセフの掌から、賽は振られた。 出た目は―――6。 5、5、6の『6』の目。 正真正銘、イカサマ無しで出した渾身の目。 『十巡目・二番手 ルドル・フォン・シュトロハイム』 現所持チップ1枚:賭け数1枚 何もかもが中途半端だった。 人類の敵、柱の男たちの殲滅。 謎の主催者への打倒。 そして祖国への帰還。 永琳から解析を受けた蓬莱薬は今もなお、その役目を待つかのように彼の荷の中で息を潜めている。 (……この天命、俺では力不足だったということか) シュトロハイムは柄にもなく、ただ淡々と目の前の結果を受け入れた。 何の皮肉なのか、シュトロハイムの最後のチップを奪ってしまったのは戦友とも言うべきジョセフだった。 (戦友……“戦友”、か。……そうだな。俺にとってジョジョは、確かに戦友かもしれん) 最初に彼と共に戦ったのはナチスの実験施設でのこと。 目覚めたサンタナをもう一度殺すため、図らずもその場に居合わせたジョセフと経緯はどうあれ、共闘する形で敵と対峙した。 あの時も打倒・柱の男という宿命を彼に伝え、自爆した。この男に託すのはこれで二度目だ。 シュトロハイムにも戦場での戦友とも言えるべき相手は何人も居た。 今ではその殆どがこの世には居ない。皆、戦場で散っていった。 「ジョジョ。お前は……生き残れよ。いや―――勝て。勝つんだジョジョ。 仕掛けて。賭けて。駆けて。懸けて。何ひとつ欠くことなく、確実に敵の核を、掻いて。俺を糧にしてでも、勝て」 まるで辞世の句。 馬鹿馬鹿しいと笑いつつも、どこか心はスッキリとしていた。 後は、自分にやれるだけをやる。 「―――ああ。勝つとも」 ジョセフは短い言葉で、戦友の想いを受け取った。 託されたその言葉は、勝利への細い糸を掴むためへの糧となる。 シュトロハイムが最後に振った賽の目は『5』。 ジョセフの『6』に一歩届かない目。 この瞬間、シュトロハイムの最後のチップがジョセフへと渡ることを意味する。 「シュトロハイムおじさんのチップ……0枚、です。首輪を……発動、します……っ」 小さく呟かれた橙の宣言は、首輪発動へのスイッチ。 震える彼女の手には、リモコンが握られている。 「―――『人間の偉大さは恐怖に耐える誇り高き姿にある』……ギリシアの史家、プルタルコスの言葉だ。 東洋の妖怪、八雲藍よ。キサマには今の俺の姿がどう映っている? 妖怪に敗北した人間の、恐怖に屈した姿か?」 不敵に笑むシュトロハイムは大胆に立ち上がる。 視線の先には八雲藍の金色の瞳。 二人の視線が、絡んだ。 「――――――橙。“押せ”」 シュトロハイムの宣誓を意にも介さず、藍はそれだけを発した。 その言葉を皮切りに、場の空気が爆動する。 「させるかァァアアアアアアッ!! そのリモコンを捨てろぉォォオオオオオオオオーーーーーーーーッ!!!」 橙の持つリモコンを奪取しようと、シュトロハイムが飛び出した。 破れかぶれの、悪あがき。藍はそう評し、目の前の光景にひとつの溜息を零すのみ。 シュトロハイムの伸ばした腕がリモコンに触れる刹那、聞いたのは橙の一言。 「――――――ごめん、なさい」 首元に電撃が走ったような感覚を覚えたのは、彼女の謝罪の言葉と同時だった。 首輪の針から流された神経毒は一瞬にしてシュトロハイムの体の自由を奪い、次の瞬間、彼の大柄な体躯を床に転がした。 「シュトロハイムッ!!!」 ジョセフの叫びを遮るように、立ち上がりかけた彼を制止する藍の言葉が“ゲームの続き”を促す。 「脱落者・シュトロハイム。この男はもう二度と立つことは出来ない。意識はあるが、身体を蝕む麻痺毒は指一本動かすことすら難儀だろう。 ……さて、次は『どちら』だ? どっちが『こうなりたい』? ……賽子を振れ、店主。お前の番だ」 卓に肘をついたまま、藍は冷酷に突きつけた。 ゲームの敗者は、容赦なく首輪が襲うと。 スイッチを押した橙の頬に雫が一滴、伝った。 『十巡目・三番手 森近霖之助』 現所持チップ5枚:賭け数5枚 例えば。 そう、例えば霊夢なら。 こんなサイコロ遊戯、ものともせずに圧勝して見せるんだろうね。 彼女とこの手のゲームで勝負して勝てる相手など存在しない。 霊夢が次の出目を『6』と予想すれば、彼女が振る賽はおのずと6になるからだ。 霊夢はそれを何でもない事のように「勘よ」などと宣うが、それは彼女の勘に世界の事象がついてきた結果に過ぎない。 この辺りのメカニズムは長くなるので省くが、生憎と僕には霊夢のような特別な能力は無かった。 そう、僕は霊夢と違って極めて『普通』。そんなモブ同然の僕が、端からこの大妖に敵うはずもなく。 どころか結局は仲間の足を引っ張っていただけに終始していた。 全く、なんてちっぽけなんだろう、僕は。 目の前の賽子の目を見て、僕はそんな感想を述べた。 僕の出した目は――――――『1』。 役つきの目の中では最弱。もとよりジョセフに勝とうなどとは思っていなかったけれど。 ただ、これが僕の出した結果だ。 こうして僕のチップの5枚全ては、ジョセフの糧になっていく。 結果、僕はそこのシュトロハイムと仲良く床に寝転がることになるだろう。 でもこれでいいんだと思う。 最後に勝つのが『僕たち』であれば、それでいい。 「負け、か。たかだかゲームだが、ここでひとまず僕は舞台から降りるとしよう」 すんなり喉を通って出た言葉は、思いのほか清清しいもので。 僕は素直にこの結果を受け入れた。運命の女神は僕ではなく、ジョセフ・ジョースターに息吹いたということだ。 「じゃあこの5枚のチップは、僕からジョセフへ。そして―――」 そして僕はチップを握った手で、ジョセフの手を握った。お役御免の僕にはこれくらいしか出来ないだろう。 「僕の持つ幸運も全部、君へと譲るよ。 悪戯兎印の確かな幸運だ。君の持つ幸運には敵うべくもないけどね」 「霖之助……おめえ……」 幸運という物は気まぐれで気移り。人から人を伝って渡り歩いていくらしい。 ならばせめてもの願掛けとして、僕の持つ幸運が彼の手助けとなるように。 「……すまねえ」 「いや、構わないさ。それに君にとっては一対一の方がやりやすいだろう? だったら僕がいない方がまだ君の利にもなりそうだ。なに、ほんの少し寝てるだけさ」 思えば、勝手に人に託して、自分は勝手に堕ちるなんてジョセフからすればいい迷惑かもしれない。 ただ、僕は思う。 彼は光だ。この殺し合いを止める為に、絶やしてはならない光。 僕がこのゲームで出会った者はそう多くないけども、彼の瞳に希望を見た。 チルノを救おうとし、こいしを救おうとし、橙を救おうとし。 そのうえ僕やシュトロハイムの望みも託されて、彼がその双肩に背負うものは少しばかり多すぎて、重すぎる。 だというのにジョセフは、弱音ひとつ吐かず戦おうとする。 その気高い精神に、僕は惹かれたのかもしれない。 気がかりなのは魔理沙や霊夢のこと。 彼女たちは今頃どこに居るんだろう。無事だろうか。 その安否を確認するためにもジョセフには勝ってほしい。絶対に。 勝ってこの仕えるべき主を見失い暴走する、哀しい妖狐も救いだして欲しい。 そうだ、気がかりといえば。 「てゐ……彼女は何処でどうしているかな」 「……さあ? 案外その辺で聞き耳たててるかもな」 ジョセフは惚けるようにドアの方向を見て言った。 何故かな。僕も彼女がどこか近くにいるような気がする。 何だかんだでてゐは良い子だ。歳は向こうの方が圧倒的に上だし、そんなことを言えば彼女は怒るだろうけど。 そういえば、彼女とジョセフはどこか似ているかもしれない。 悪戯が成功した子供のように意地悪く笑うその笑顔。抜け目ないそのイヤらしい性格。 土壇場で僕は、こんな至極どうでもいいことを考えていた。 「君は―――てゐとは良い『相棒』になれるんじゃないかな。うん、そんな気がするよ」 「…………は?」 思わず口をついて出た言葉がジョセフに変な反応をさせてしまった。 突拍子もないし、これは僕の何の根拠もない予想だが――― 「幸運の『詐欺コンビ』……うん、相性はバッチリじゃないか」 「まてまて。何がどーしてそうなるんだ」 「いや、僕は本当に君たちが良いコンビになってくれるんじゃないかと思っているんだよ。 もしかしたら『希望の星』はジョセフだけでなく君とてゐの二人、なんじゃないかってね」 最初に僕と彼女がジョセフを治療し、その命を救った。 全ての因果はここから始まったのかもしれない。 勿論こんなのは僕の勘だ。霊夢と違って当たらない勘だけど。 もしもてゐが僕たちの決意にあてられ、彼女の内にあるかどうかも分からない、眠れる『正義』に火を点けて。 彼女をほんの少しでも『やる気』にさせて。 そして彼女がこの近くにまで来て、まさか僕が今喋っているこの台詞なんかを盗み聞きしたりなんかしていて。 彼女が僕らと共に闘おうなんて決意を燃やしてくれたのなら。 それはもはや『奇跡』なのだろう。 彼女の性格上考えにくいことだが、だからこそその価値は計り知れない結果を生むかもしれない。 そんな1%以下かもしれないようなちっぽけな可能性に、僕は――― 「―――賭けてみよう。ジョセフと、てゐの二人に。僕の命“チップ”全てを」 てゐが僕たちの後を追わず、あのまま家で待っているようならこの賭けは僕の負け。 てゐが少しでも臆し、迫る災厄から逃げ回るというのなら僕の負け。 てゐが他人を信じられず、困難や暴力に屈するようなら僕の負け。 そして、てゐがほんの少しでも『立ち向かう』ことにやる気を出してくれるのなら…… このギャンブルは僕の勝ちだ。 「あんなチビうさぎに何でそこまで期待してるのかね」 「てゐと君の『二人』にさ。人と妖怪が手を組むってのも中々新鮮で面白いと思うよ。 もっとも半妖の僕が言っても説得力があるのかないのか、って感じだけどね」 僕から見たてゐは、どこか悩んでいるようだった。 自身の在り方に。進むべき運命の道標に。 そろそろ……彼女なりの答えを出した頃だろう。物事は必然だ。成るように成るさ。 他人がどうこう言おうと結局は彼女の意思や信念こそが重要であり、その生き方に初めて意味が生まれる。 その運命こそを信じれば自ずと道も見えてくるだろう。そこから見えた世界が彼女にとって、正しいモノとして色が生まれる。 モノクロの動かない世界から、色彩と音とが動き始める真に澄んだ世界へと。 そうして出来た世界がどうか彼女にとって……そして正義の心を持つ全ての人と妖にとって『幻想』で終わらない、正しい世界でありますように。 ケ・セラ・セラ。 「お喋りはその辺でいいかな、男子諸君」 世界の破滅を予感させるほどに冷たい声が心臓を震わせた。 わかっているさ。何を言おうと僕は今、とても恐れているってことが。 口先ではどんなに大層な勇気を語ってようと、その喉元に突きつけられた牙が否応にも現実を見せつける。 僕は立ち上がったままゆっくりと藍を振り向いた。相変わらず鉄仮面のような表情だ。 冥府へと通じているかのように歪みきった彼女の瞳に、もはや正気など皆無。 狂気という濃霧に紛れすっかり消失してしまった光は、彼女の再生を絶望的とまでに感じる。 何があった八雲藍。何が君を、そうまで壊してしまったんだ。 もはや手遅れかもしれない藍の心に怯え、恐怖した僕は敗者なのだろう。 藍が橙を一瞥し、催促させた。『罰』の執行を。 橙……今の君だって、正気ではない。 主人に命令されてるとはいえ、あそこまでジョセフに懐いていた橙がこうも僕たちを追い詰めるなんて。 恐怖とは『感染』する。ジワジワと性質の悪いウイルスのように、藍から橙へと。 橙はそのウイルスに屈してしまったのだろうか。涙を呑みながらも、震える手でリモコンに手を掛け僕の首輪を発動させ、よう…と…… …………いや、待…てよ。確か……藍は、 「――――――あ」 そんな間抜けな一言が、崩れ落ちる前の僕の最後の台詞になった。橙が、とうとう僕の首輪のスイッチを押したのだ。 首の後ろから小さな電気がピリッと走って。続いてすぐに身体の重心が支えきれなくなった。 くたりと膝を曲げ、途端に瞼が重くなる。なるほどこれが神経毒ってやつ、か……! くそ……! し、まった……なんて、ことだ……! 最後の最後、今更になって……僕は『気付いて』しまった。八雲藍の『ある行い』に。 この事実を、早くジョセフに……伝えなくて、は………… ――――――声を捻り出すことも叶わず、僕の身体はそのまま床に崩れ落ちてしまった。 ――― ― ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽ 『十巡目・四番手 八雲藍』 現所持チップ68枚:賭け数5枚 今、この瞬間。 ジョセフの表情にいつもの余裕は完全に失せている。 状況は一騎打ち。だが、テーブル上のチップの偏りは今や藍に大きく傾いていた。 この場を支配しているのは誰がどう見ても『八雲藍』。ツキの流れはジョセフには吹かない。 (ど……どうすりゃいい? まともにやれば負けるぞコレ……!) 考えろ、考えろ、考えろ……! 己の命とも言えるチップは既に12枚。一方、藍は68枚。圧倒的大差。 この女、まるで隙を見せない。たかだかテーブルゲームだが、自分の命は目の前の妖獣に握られていた。完璧に。 ジョセフは考える。今まで行ってきたように。柱の男との戦いで苦難を乗り越えてきた時のように。 だが、今回に限ってはそれらの戦いと決定的に違う部分があるのだ。 『ルール』がある。チンチロリンという、人々が娯楽のために作り上げてきた歴としたルールが。 元々ジョセフはそういった人の認識外から攻める戦法を十八番としている。 今回のような、事前にルールという枠がキッチリ設定された戦いはむしろ不得手だ。 無論ギャンブルゲームの経験は大いにあるし、得意のイカサマでムカついた対戦相手の身ぐるみを剥いできた回数は覚えきれない。 だがそれらは所詮『遊び』の域を脱していなかった。命のやり取りに『ゲーム』という盤上を選択したのは今回が初めてなのだ。 今までの戦いとは全く別次元でモノを考えなくては、敗北する。 (クソッ! この女……この、クソ女~~~ッ! 俺をその辺の野ウサギでも見るように見下しやがって……!) 藍は卓に肘をつき、侮蔑を交えた瞳でジッとジョセフを睨みつけている。 いや、違う。『観察』されているのだ。ジョセフの一挙一動を、抜かりなく。 ジョセフは焦りながらも思考を止めない。いつだって彼は常に考えながら戦いに勝利してきた。 チンチロに思考は必要ない。『運』があるかないか、勝負の全てはそこに収縮される。 だがそれでも思考を遮ってはならない。もはやこの勝負、運だけでは乗り越えられない事態になってきている。 『イカサマ』しかない。根は単純なジョセフが考えた結果は、結局のところ『ルール外からの攻撃』。イカサマに頼るしかないのだ。 しかしそれを敵も熟知している。ジョセフに残された道はイカサマのみという事実に、藍は気付いているのだ。 だからこその『観察』。さっきから言葉を何も発さず、視ることのみに努めた藍は備えることを怠らない。 実際、ここまで行ったジョセフの全ての策は藍に攻略されている。 それどころか逆に策を利用され、手痛い返し刃を受けてきた。この抜け目ない女の目をどう掻い潜ればいいのか。 藍に勝利するための選択肢は、まずひとつ。先述の通りイカサマの行使。 ハッキリ言って自信は無いが、運のみで勝利を収めるのはもはや厳しい崖際にまで追い込まれた。 そしてもうひとつの選択肢。このチンチロ勝負そのものの『脱退』だ。 いつもの『逃げるんだよォォ~~~!』ではない。流石のジョセフも仲間を残したまま逃げるほど薄情ではない。 ジョセフらがこのチンチロ勝負を行う理由はひとえに『首輪を外すため』だ。 橙の命を握られ、半ばなし崩し的にゲームに乗ってしまった。自分を縛る首輪を外すためにはこのゲームに勝利する必要がある……わけでは決してない。 リモコンを持つのは橙。ひとまず波紋で橙を気絶させればこの首輪の効力は実質、無効化も同然だ。 つまりは、ゲームの勝敗に関係なく今ここで橙または藍を瞬時に無力化させれば話は終結する。 しかし言うまでもなくそれはリスクの高いギャンブルだ。現にシュトロハイムが先程それをやろうとして失敗した。 (クッソォ……! 『イカサマ』か『強行手段』か、どっちにしろこの女を出し抜かなきゃ勝てねえ……!) 故にジョセフは考える。どちらの手段を取ろうとも『穴』は塞がなければならない。見落としがあれば藍は必ず容赦なく切り込んでくるのだから。 「ジョセフ」 深い思考に大穴でも空ける様な、そんな鋭い威力を孕んだ声。 「そろそろその手に握った賽子を渡してくれないか? 次は私が振る番だ」 藍に手のひらを差し向けられ、ジョセフは自分が賽子を握ったままなのに気付いた。霖之助が振った後、思わず手に取ってしまったのだ。 そして、今が選択の最後のチャンスだという事を悟った。 もしイカサマをして窮地を脱するのなら、賽子が手の内にある今が好機。 だが頭をもたげるのは、一巡目の失態。軽率に波紋のイカサマを行ったが故にあっさりと藍に見破られた記憶が頭から離れない。 決めるのは今だ……! 今度は“バレない”ようにイカサマで押し勝つか、ゲーム破綻必至の特攻を仕掛けるか。 「ジョセフ……今すぐ賽子を渡せ。それともまた“よからぬコト”でも考えているか?」 「ジョセフお兄さん……」 二人の視線が賽子を握る拳に集中する。 どうする。イカサマ。波紋。特攻。首輪。逃亡。交渉。諦め。正々堂々。考えろ。どうする。 ―――パリ…… 誰の耳にも届かないほどの小さな……小さな波紋の流れる音が伝う。 どちらにしても『波紋』……この技術を応用しなければ、打開は不可能。 生温い雫が額を伝い、震える腕で賽子を藍に渡した―――その時。 「―――待って。……ちょっと、待ってよ。その勝負」 いつの間にか開かれた玄関の扉に立っていたのは、永遠亭の悪戯兎――― 『因幡てゐ』……人里に置いてきたはずの、彼女だった。 【D-4 香霖堂/午前】 【ジョセフ・ジョースター@第2部 戦闘潮流】 [状態]:胸部と背中の銃創箇所に火傷(完全止血&手当済み)、DIOとプッチと八雲藍に激しい怒り、てゐの幸運 [装備]:アリスの魔法人形@東方妖々夢、金属バット@現実、神経毒の首輪@現実 [道具]:基本支給品、毛糸玉@現地調達、綿@現地調達、植物油@現地調達果物ナイフ@現地調達(人形に装備)、小麦粉@現地調達、三つ葉のクローバー@現地調達 [思考・状況] 基本行動方針:殺し合いには乗らない。 1:何とかしねえと負けるぞコレ……! 2:こいし、チルノの心を救い出したい。そのためにDIOとプッチもブッ飛ばすッ! 3:シーザーの仇も取りたい。そいつもブッ飛ばすッ! 4:てゐ……? [備考] ※東方家から毛糸玉、綿、植物油、果物ナイフなど、様々な日用品を調達しました。この他にもまだ色々くすねているかもしれません。 ※因幡てゐから最大限の祝福を受けました。 ※ポケットに入っている三つ葉のクローバーには気付いていません。 【因幡てゐ@東方永夜抄】 [状態]:健康 [装備]:閃光手榴弾×1@現実、スタンドDISC「ドラゴンズ・ドリーム」@ジョジョ第6部 [道具]:ジャンクスタンドDISCセット1、基本支給品、他(コンビニで手に入る物品少量) [思考・状況] 基本行動方針:死にたくないので、異変を解決しよう。 1:私は…………。 2:こーりんがムカつくから、ギャフンと言わせる。 3:お師匠様には後で電話しよう。 4:暇が出来たら、コロッセオの真実の口の仕掛けを調べに行く。 [備考] ※参戦時期は少なくとも永夜抄終了後、制限の度合いは後の書き手さんにお任せします。 【橙@東方妖々夢】 [状態]:精神疲労(大)、藍への恐怖と少しの反抗心、ジョセフへの依存心と罪悪感、指先にあかぎれ [装備]:焼夷手榴弾×3@現実、マジックペン@現地調達 [道具]:基本支給品 [思考・状況] 基本行動方針:ジョセフを信頼してついていく。 1:藍様を元の優しい主に戻したい。 [備考] ※参戦時期は後続の書き手の方に任せます。 ※八雲藍に絶対的な恐怖を覚えていますが、何とかして優しかった頃の八雲藍に戻したいとも考えています。 ※ジョセフの波紋を魔法か妖術か何かと思っています。 ※ジョセフに対して信頼の心が芽生え始めています。 ※マジックペンを怪我を治す為の道具だと思っています。 【ルドル・フォン・シュトロハイム@第2部 戦闘潮流】 [状態]:永琳への畏怖(小)、麻痺毒 [装備]:ゲルマン民族の最高知能の結晶であり誇りである肉体、神経毒の首輪@現実 [道具]:蓬莱の薬、基本支給品 [思考・状況] 基本行動方針:ドイツ軍人の誇りにかけて主催者を打倒する。 1:勝てよジョジョ! 2:リサリサの捜索と合流。次に蓬莱山輝夜、藤原妹紅の捜索。その他主催に立ち向かう意思を持つ勇敢な参加者を集める。 3:殺し合いに乗っている者に一切の容赦はしない。特に柱の男及び吸血鬼は最優先で始末する。 4:蓬莱の薬は祖国へ持って帰る。出来ればサンプルだけでも。 5:ディアボロ及びスタンド使いは警戒する。 6:ガンマン風の男(ホル・ホース)、姫海棠はたてという女を捜す。とはいえ優先順位は低い。 [備考] ※参戦時期はスイスでの赤石奪取後、山小屋でカーズに襲撃される直前です。 ※ジョースターやツェペリの名を持つ者が複数名いることに気付いていますが、あまり気にしていないようです。 ※輝夜、鈴仙、てゐ、妹紅、ディアボロについての情報と、弾幕についての知識をある程度得ました。 ※蓬莱の薬の器には永琳が引いた目盛りあり。 ※また4人全員が参加者間の『時間のズレ』の可能性に気付きました。 【森近霖之助@東方香霖堂】 [状態]:麻痺毒、主催者へのほんの少しの反抗心、お腹いっぱい 、幸運?? [装備]:賽子×3@現実、神経毒の首輪@現実 [道具]:スタンドDISC「サバイバー」@ジョジョ第6部、基本支給品 [思考・状況] 基本行動方針:対主催者を増やす。 1:あとはキミ“たち”に任せるよ。 2:魔理沙、霊夢を捜す。 [備考] ※参戦時期は後の書き手さんにお任せします。 ※ジョセフの戦いを見て、彼に少しの『希望』を感じました。 ※てゐとの協力関係は、彼女の能力を利用した博打と考えています。 【八雲藍@東方妖々夢】 [状態]:左足に裂傷、右腕に銃創(処置済み)、頬を打撲、霊力消費(小)、疲労(小) [装備]:割烹着@現地調達、神経毒の首輪@現実 [道具]:ランダム支給品(0~1)、基本支給品、芳香の首 、秦こころの薙刀@東方心綺楼 [思考・状況] 基本行動方針:紫様を生き残らせる 1:このままジョセフを叩き潰す。 2:やるべきことは変わらない。皆殺し。 [備考] ※参戦時期は少なくとも神霊廟以降です。 ※放送内容は全て頭に入っています。 ※ケガや血は割烹着で上手く隠れています。 ○支給品説明 <神経毒の首輪@現実> 八雲藍に支給。 主催者が『気を利かせて』数人分用意した、鉄製の首輪。 同セット内のリモコンスイッチが発動すれば、首輪の内側から神経毒が仕込まれた針が突き出る。 毒を受けた者は意識を僅かに保たれたまま身体の自由がほとんど効かなくなり、数時間で死に至るだろう。 首輪の鍵と解毒薬も同じ数支給されている。 <植物油@現地調達> 八雲藍が香霖堂から調達してきた日用品シリーズ。 カロリーを気にする女性にも優しく波紋使いにも優しいが、逆に利用されかねない。 131:花果子念報第4誌 -博麗霊夢・空条承太郎再起不能か!?- 投下順 133:刹那にて永遠の果てを知れ 131:花果子念報第4誌 -博麗霊夢・空条承太郎再起不能か!?- 時系列順 134:奇禍居くべし 114:燃えよ白兎の夢 ジョセフ・ジョースター 136:白兎巧師よ潮流に躍れ ――『絆』は『相棒』―― 114:燃えよ白兎の夢 因幡てゐ 136:白兎巧師よ潮流に躍れ ――『絆』は『相棒』―― 114:燃えよ白兎の夢 橙 136:白兎巧師よ潮流に躍れ ――『絆』は『相棒』―― 114:燃えよ白兎の夢 ルドル・フォン・シュトロハイム 136:白兎巧師よ潮流に躍れ ――『絆』は『相棒』―― 111:リンノスケ・ザ・ギャンブラー 森近霖之助 136:白兎巧師よ潮流に躍れ ――『絆』は『相棒』―― 111:リンノスケ・ザ・ギャンブラー 八雲藍 136:白兎巧師よ潮流に躍れ ――『絆』は『相棒』――
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山地履物 半靴 (ホウカ) 【山地履物】 基本性能 半靴 【山地履物】 装備区分 足装備 必要Lv 装備可能 侍僧巫陰忍鍛薬傾 Lv47以上 命中補正 ---- 回避補正 +2 物理耐性 ---- 妖術耐性 ---- 価値 14 攻撃力 ---- ウェイト修正 ---- 特殊効果 ---- 重量 1.3 防御力 24 視覚効果 ---- 妖力 ---- 鍛錬 0/15 耐久度 30 染色1 なし 加護 ---- 付与枠 ---- 耐久性 100% 染色2 なし 付与効果 宝玉 腕力 ---- 土属性 ---- □7 ○5 耐久力 ---- 水属性 ---- 器用さ ---- 火属性 ---- 生命力 ---- 知力 ---- 風属性 ---- 気合 ---- 魅力 ---- 生産可能職 職業 技能 忍者 履き物作成へ 価格 買値 売値 --文 --貫 材料 螺鈿材 6 上石灰水 4 強化布 3 魔物の胆 1 備考 名前 コメント
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水海 酢烏賊楓 水軍 すいげつ 随時 水性ペン 水中花火 水道水 祟と祚を操る程度の能力 翠珀 水氷 ふぶき すいへーりーべ 睡眠中毒者 スー スカーレットな迷彩 杉 杉田咲 隙間風 ずく すこっち(scotch) すこぶる 鈴風 鴻 鈴風忍 すすき スズキ 鈴木 鱸 すずしろ 鈴月 雀と異邦人 須達龍也 すだチ ズッキーニ 須天 砂猫 すなふきん すねいく すば すぱいきー 酢豚 スプレッドアントラキノン スペーサー スポポビッチ(鏡石) すまー 澄 墨 墨染 スラガガー ずらずらつばき スルメ スレイブ☆よーむ ずわいがに [部分編集] 水海 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 霊夢がクールだとか誰が言った 95 酢烏賊楓 酢烏賊楓 水軍 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 イーストパーク 無修正幽香版 46 [部分編集] すいげつ タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 寂しい夜 84 弾幕勝負と魔法使い 85 随時 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 アリスVSリグル 23 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 「渚にて」っぽいの プチ13 名探偵リグル プチ16 名探偵リグル難事件を華麗に解決の巻 プチ18 [部分編集] 水性ペン タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 月姫ペダル 100 ちはやぶる 102 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 月面べーこんれたす。 プチ60 水中花火 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 大霊宴会 妖夢受難 18 [部分編集] 水道水 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 ごぉすとカラー ごぉすとバカンス 59 ルナみょんでご飯 60 キミに贈る 61 祟と祚を操る程度の能力 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 対魔理沙用奥義 プチ21 翠珀 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 決斗!! ~咲夜と妖夢の場合~ 37 水氷 ふぶき タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 図書館の主人とお手伝いさん 26 月の夜の約束 29 [部分編集] すいへーりーべ タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 この泥棒猫! プチ43 片思い プチ43 [部分編集] 睡眠中毒者 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 小さな子供にゃ微笑みを 52 雨天外出 59 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 華の蕾にゃご注意を プチ25 悪戯ウサギにゃ温もりを プチ25 リアルな思考にゃまやかしを プチ26 [部分編集] スー タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 For you プチ16 例えば霊夢のこんな一日 プチ17 もう一人の完全なる従者 プチ18 幽々子の抑えられない欲望、奪われた妖夢の・・・ プチ19 もしもこのキャラが○○だったら、永夜抄編 プチ20 永琳がうどんげを・・・ プチ23 アリスのありふれた日常の1コマ プチ28 スカーレットな迷彩 スカーレットな迷彩 杉 杉 [部分編集] 杉田咲 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 茸と妖夢と惨劇 51 [部分編集] 隙間風 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 少女勇儀 81 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 二人はもこてる(仮名) プチ30 唯一つの不変なる真実 プチ47 フルアーマーチルノ プチ47 ブン屋よ永遠なれ プチ60 [部分編集] ずく タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 フラン、三途へ プチ60 すこっち(scotch) タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 ねんねこねんね ―― とある日の紅魔館 17 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 ねこと私 プチ16 夏はカラフル プチ17 [部分編集] すこぶる タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 開幕 (前) 75 開幕 (後) 75 女伊達血染満月 75 妖怪博士の憂鬱 87 セーラーストライカー 88 幻想百人妖一首 95 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 円谷マジ外道 プチ51 鈴風 鴻 鈴風 鴻 [部分編集] 鈴風忍 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 悪魔はどこに? 54 永遠を生きるものの刹那の夢 63 空に憧れるもの 64 夢でも現でも 65 花は咲くべき場所に咲く 73 楽にいけば良い 74 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 三題話 プチ19 紅茶と幻想 プチ19 [部分編集] すすき タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 あるいはこれも一つの未来か 78 スズキ タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 白玉楼、二百由旬の春 13 夏人 「ウーッ」 14 秋楽旅行(前) 18 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 彼岸送り プチ2 3kb シリアス 小町 正しき雨のごとく プチ4 6kb ほのぼの 妖夢 幽々子 煙管のはなし プチ4 3kb ほのぼの 紫 橙 去り行く冬を前に プチ6 9kb ほのぼの レミリア 咲夜 スズキ氏運営サイト『more_』(高得点取得東方創想話SS書評コンテンツ『masterpiece東方シリーズ』あり)閉鎖 鈴木 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 おいしいカレーのつくりかた 22 [部分編集] 鱸 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 かの花の如き君なりき 55 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 だから私はれみりゃを襲う プチ3 うれしはずかしドキドキ初デート プチ3 ~Little Dream~ プチ3 ラプラスゆかりん プチ4 まくすうぇる プチ4 二人小町 プチ27 [部分編集] すずしろ タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 渡る浮世に一休み 56 鈴月 鈴月 [部分編集] 雀と異邦人 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 おじいさんの時計 90 [部分編集] 須達龍也 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 たとえば話 58 若紫 58 風神少女の苦悩 58 東方紅魔宴 59 [部分編集] すだチ タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 守矢の神話 プチ55 巫女みこメイド×2 一日目 プチ56 巫女みこメイド×2 二日目(前編) プチ56 [部分編集] ズッキーニ タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 酒雨宿り 74 月茶漬け 75 須天 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 Gensou Radio! 25 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 チルニズム プチ2 [部分編集] 砂猫 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 猫と本とスキマと 65 [部分編集] すなふきん タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 ツッコみ浪漫飛行 72 すねいく すねいく [部分編集] すば タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 でじたるすちるかめら 76 たいせつなもの 85 わらってうたいたい 91 こころのおくに 102 [部分編集] すぱいきー タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 幻想郷 Selfish 108 [部分編集] 酢豚 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 パップラドンカルメ 59 [部分編集] スプレッドアントラキノン タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 崩落の逆さ摩天楼 プチ53 スペーサー タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 映姫賽日 プチ4 [部分編集] スポポビッチ(鏡石) タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 腋とマヨイガ 102 本格的 ガチムチパンツレスリング 東方餡掛炒飯編 103 聖☆お姉さん 103 映姫の雪、阿求の庭 105 あきたこまちん 106 にとりラヂオ 107 デンデラ野探訪(もういいタイトルが思いつかないのでウンコ食って寝ます) 108 [部分編集] すまー タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 かぐや姫さまの思い出。 プチ32 [部分編集] 澄 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 霊夢の賽銭☆増幅計画 86 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 アイリスの花言葉 プチ48 仕方ない、女の子だもの プチ49 正しい主と従者の様…? プチ50 姉妹喧嘩もほどほどに プチ50 [部分編集] 墨 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 椛の記者見習生活<初日> 88 椛の記者見習生活<2日目> 89 椛の記者見習生活<最終日> 89 とっておきの1枚~文椛写真合戦~ 91 墨染 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 カチッ プチ12 ふらぐ プチ13 払いしモノ プチ13 欠乏症 プチ16 [部分編集] スラガガー タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 恋愛事変 60 [部分編集] ずらずらつばき タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 森近霖之助の受難 96 [部分編集] スルメ タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 1/2の世界 プチ37 スレイブ☆よーむ タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 みょんむの3分間クッキング プチ11 ずわいがに ずわいがに